サロンへ通い始めた頃
髪の様子
春頃と変わっていない、もしくは薄くなっている状態。髪を横流しにし始めたのはこの頃だと思う。七三ボーイになりましたって感じだ。床屋行くのも怖くて、結構長めの髪型を維持していた。
育毛状況
さらに危機感を募らせた自分は、これまたセオリー通りに育毛サロンへ通うことにしたのである。育毛サロンとは、育毛を目的とした施術を提供するサービスのことだ。「リーブ21」が有名だが、ほかにもバイオテックとか、実はアデランスもカツラだけでなく育毛コースというものがある。
さて、そのリーブ21などの育毛サロンだが、もちろん初めてであるので、はっきり言って通うのが恥ずかしかった。ビルを登るのにエレベーターは使わず、階段を使っていたほどだ。確か7階くらいだったが、むしろそのストレスで薄くなるのでは(被害妄想含む。)と思うくらいだ……。
さて、施行は最初に二回はお試しということで、無料だったが、三回目からはもちろん有料となる。カウンセラーという人が今の生活状況とどうなりたいのかを確認してくる。以下がその時の自分の状況。
・ラーメンとかは気にせず食べている。その他、あまり栄養に気を使ってはいない。
・夜は12時くらいに寝る。退社後、家でずっと資格の勉強。仕事も時には終電まで。
・風呂は寝る前に入る。
・シャンプーの仕方は最近気にし始め、多少丁寧に時間をかけている。昔は本当にシャンプーを付けてすぐに流してお終いといった具合だっただけに多少は進歩。だが、最近薄くなってきているという恐怖感から、あまりこすると抜けるような気がして恐る恐る洗う感じになっているのが実態。
・運動は特にしていない。
・タバコはもともと吸わない。アルコールもやらない。
あまり褒められたものではないが、だいたい以上の事項について確認があったと思う。
それにしても、今思うと、風呂を12時前に入るってのはよろしくない。しかも、当時の自分の場合、資格の勉強でストレスを溜めながら脂付け。あと、シャンプーについてもこれといって自分に合うものが見つからず、風呂上がり後は頭の中が痒くてしょうがなかった思い出がある。結局抜け毛の原因のうち、小さくなかった要因がこれだったなあと今更ながらに思うのだ。とにかく痒かった。で、夜寝てからも痒いから、朝起きると髪が枕にたくさん落ちていた。
→湿疹について
話を戻して育毛サロンの話。やはり値は張る。一度の施行は回数券を使って7000円くらいだが、結局専用のシャンプーと育毛剤、コンディショナーを定期的に家で使うことが、ある意味利用の条件となるので、これが結構負担である。あとこれに、サプリや大葉の錠剤なんかも加わるので、結局、毎月4万はかかることになる。さらにプラス、施行を最低週一回と考えても月2万。月計6万以上は必要なのだ。これは、我ながらケチった方で、年間とかのコース料金とかになると、年三桁とかいっちゃうのだ。まあ、これでも生えるのなら頑張ろうと思うのが心情だ。ワラをもすがるのである。
で、施行。最初に、施術者のおねーさんから家でちゃんと育毛剤を使っているかなどを確認される。ちゃんと、いついつに無くなるはずだと把握されていて、それまでに無くなっていないとちゃんと使っていますかと心を刺される。営業的なこともあるのだろう。まあ、一方では育毛剤を毎日ちゃんと使うようにはなるので、自分みたいな3日坊主には良かったのかもしれないが。
確認が終わるとシャンプーにはいる。これはすこぶる気持ちがいい。サロンではなく、シャンプー屋になれば良いんじゃないかと思う。シャンプーの前にスチーマーで頭の汚れを浮きだたせてから、ゴシゴシと洗っていく。これも気持ちいいのだ。だが、あまり気持ちよがってばかりはいられない。ここで何本抜けたかってことで、施行終了後にカウンセラーの方から笑顔で(被害妄想含む。)発表があるからだ。
次は、頭に育毛剤を塗り込む作業だ。なんでも育毛剤を浸透させやすい形で塗っていく作業とか。その後、ビーという音がする電波かなにかをゴリゴリと頭皮にやって終了となる。基本的に寝ているだけなので、楽は楽。なんだか、王様にでもなったような錯覚さえ覚えかけるが、ちゃんと帰る時には現実に引き戻されるので、心配ない。ていうか、施行する人によって、力の入れ具合が違う場合がある。人によってはガツガツやるので、これって頭皮が固くなってしまわないかいって思うことが結構あるのだ。まあ、何がよくて悪いかなんて、後からでないと分からないから、一概にどうとかは言えないが。
そして最後、施行の後、2回に1回くらいの頻度で、カウンセラーとの対面がある。頭皮を拡大してモニターに映すことから始まる。脂が多いですね〜とかいう話だ。自分の場合は男性性と脂漏性とかいう診断であった。
なお、育毛コースや回数券などの契約についても、カウンセラーと行う。今後どうしていくかなどの確認もカウンセラーから提案がある。カウンセラーによって若干の違いがあるかもしれないが、自分の場合は、それほど契約の強制はなかった。が、こちらとしても必死なので、選択の余地はあまりないように当時は感じていた。
→2005冬
サロン復帰
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